鮎釣りの入漁料に滲み出る、郷土愛!アユは地元の誇りだな。

鮎釣りができる、河川の情報をコツコツまとめています。

鮎釣り河川情報

釣行する際、必要な情報だろうと思い、入漁料を調べ、書き込んでいます。
川ごとに、入漁料が高かったり安かったりするわけですが、興味深いのは「日釣り券」「現場売り」「年券」の料金設定です。

日釣り券に比べて年券が安いのは、地方の河川

鮎釣り河川【中国・四国・九州】をご覧いただくと分かりやすい。
三番目に記載の「吉野川水系 久田川」は、日釣り券が5,000円なのに対し、年券は15,000円、三日間、川に入れば元が取れるようになっています。

一方で、日釣り券が安いのか、年券が高いのか、この割合が違うのが関東圏の河川です。
鮎釣り河川【関東・東海・甲信】をご覧ください。
一番目に記載「奥多摩川」の日釣り券は2,000円なのに対し、年券は8,000円。四日間、川に通って元がとれます。
六番目の「酒匂川」に至っては、日釣り券1,000円・年券10,000円です、10日間でようやく元が取れる価格設定ですね。

やっぱりアユは地元の宝

「おらが村の鮎が日本一」と思っているのは、清流を持つ地方の共通した意識でしょう。
地元の宝である、おらが町の鮎を他所から来た人が釣る場合には、日釣り券として高い料金を徴収して。地元の人が釣る場合は、年券で比較的安めに設定するという意図があるかもしれません。

また、相対的に年券が安く買えれば、「三日で元が取れるなら、しばらくこの川で釣りをしよう」という旅人の心理が働くかもしれません。
地方にとって大事な観光資源である鮎釣り。一日で帰る釣り人よりも、五日間滞在してくれる釣り人のほうが地元としてはありがたいでしょう。

現場売り(日釣り券)は懲罰目的なのか?

入漁料をまとめていると、数字(入漁料)にいろんな想いが詰まっていることが分かります。
やはり、鮎釣り河川【中国・四国・九州】の二番目に記載されている「吉野川水系 加茂川」は、現場売り(入漁料)は年券の倍額、24,000円です。
入漁券を買い求めず、こっそりアユ釣りをする人が多いのでしょう。これは懲罰的な意味合いがあります。

加茂川に釣行される方は、うっかり入漁料を買い忘れることのないように注意しましょう。

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