絶滅危惧種クニマスの完全養殖に成功する。

絶滅危惧種としてレッドリストにも掲載されていた「クニマス」。

この度、山梨県水産技術センターにて「完全養殖に成功」したという喜ばしいニュースが報じられました。
クニマスの完全養殖成功

平成版「釣りキチ三平」にも登場したクニマス

私が、初めてクニマスの存在を知ったのは、漫画「釣りキチ三平 平成版 地底湖のキノシリマス」を読んでから。

田沢湖で絶滅したと考えられているキノシリマス(クニマス)は三平のおじいちゃん、一平じいさんの手によって、ある場所に移植されたという設定のお話。

それからしばらくのあいだ忘れていましたが、さかなクンの活躍によって「クニマス再発見」が叶ったニュースは、釣りファンでなくても喜ばしいことです。

以下、新聞報道による。

  • 2010年、西湖(山梨県)で再発見されたクニマス。
  • 2011-2012年、捕獲したメス13匹から採卵・人工授精。
  • 約700匹の稚魚が誕生。
  • 2014年1月、その成長したメス1匹から400粒を採卵・人工授精。
  • 2014年3月中旬、再発見されたクニマスの「孫世代」22匹が誕生。
  • たった一世代、採卵・人工授精して子供をとったとしても、「完全養殖」とは言わないことがわかります。
    さらに、もうひとサイクル人の手で行うことで「完全養殖」が叶ったとなるようです。

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