鮎釣りの不漁時には嬉しい土砂降り、昔に比べて三割も増加しています

過去30年超に及ぶ気象庁のデータによると、一時間に50ミリ以上の「非常に激しい雨」がふる頻度は三割余り増えていると新聞で報道されています。

激しい雨今後三割増加
2013年7月8日「朝日新聞」一面より

2013年、関東の梅雨は平均15日ほど早く明けました。今後、真夏の水不足が心配されます。

鮎釣りでどうしようもなく釣れないのは、コンディションに左右されることが多いですね。渇水で水量が減って、垢が腐っていたりすると、せっかく都合をつけて出かけた鮎釣りもテンションが下がってしまいます。
逆に、ひと雨(適度に)降って、古い垢が飛んでしまうと、ナワバリ鮎の活性が上がって思わぬ大漁につながる事もあります。まさに恵みの雨といって良いでしょう。しかし、そんな恵みの雨が、あまり多すぎるのも問題ですね。

今世紀末にはさらに1.65倍に増加

一時間に50ミリ以上の「非常に激しい雨」が降る頻度は、直近30年~40年で既に三割ほど増加しているということが気象庁の分析で明らかになりました。
アメダスの名称で知られる、全国の降水量観測点で一時間に50ミリ以上の降水を観測した地点が年々増加してきました。1976~1985年の10年間で平均174.4回(年)だった「50ミリ以上の激しい雨」は、直近10年で236.4回(年)に増加。さらにスーパーコンピューターを利用した試算では2076年~2095年には390回(年)に増加すると予測しています。

鮎釣りに限らず、ほどほどが良い

不漁の河川を土砂降りがリセットしてくれることはよくあります。しかし、川の流れも大きく変えてしまうような大水を出してしまうと手がつけられません。特に河川によっては、シーズン後半で大雨が降るとその鮎釣りシーズンが終わってしまうこともあります。今回は報道されているのは、降水の頻度が増加しているので、量に関しては言及がありません。しかし、一般的に地球温暖化などで気温が上昇すれば大気中の水蒸気量が増加するので、大雨になる確率が増えるといいます。

夕立などが降る度に、川の状況が気になります。何でもほどほどが一番だと思い知らされます。

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